10号
今年は、春の声をなかなか聞くことができませんでしたが、最近になってやっと春らしくなってきましたね。天候も安定してきて、
長袖では汗ばむような日もあります。五月は一年の中でも過ごしやすく、活き活き過ごせるように思いますが、実はこの五月には特有の症状があるのです。
みなさん一度は耳にしたことがあるとは思いますが、その名は「五月病」です。
特に今年は大型のゴールデンウィークがありましたね。その結果、なかなか休みボケが抜けず、普段の生活に適応できないなど、五月病とは
誰もがなりえる病気なのです!
五月病
五月病という言葉は広く知られた言葉ですが、実は医学用語ではなく、決まった概念や定義があるわけではないのです。
五月病とは元来、大学入学後の学生が、5月連休あとくらいからうつ的気分にみまわれ、無気力な状態になる事からついた病名です。
何も5月に限らず、また学生だけではなく、大卒者にも、一般人にも見られる病態です。五月病によく見られる症状とは、抑うつ気分、思考抑制、
不安感、あせりなどで、不眠、強い疲労感、やる気がでないと訴える場合が多いようです。
つまり、新たな環境に適応できずに、そのことへのあせりがストレスになり、"何とかしなければ"と思えば思うほど、深みにはまってしまうわけです。
疲れているのに眠れない、食欲や性欲も減退し、皆にとけこもうとするがうまくいかずに自己嫌悪に陥り、そのまま放置しておくと、最後には死んで
しまいたいなどと考えてしまいます。
このような本当のうつ病にまで進展しないうちにきちんと治療を受ける事が重要です。
五月病の原因
新しい環境での生活というものは、著しい変化が1度に降りかかり、肉体的にも精神的にもくたびれてしまいます。4月は新しい生活に
いち早く慣れることや友達作り、好奇心や期待で胸がいっぱいだったのに対して5月に入ってこれらがストレスという形となって、体や心の重荷となっていくのです。
また、本人の性格も重要な因子で、同様のストレスがかかっても、それが非常に負担になる人もあれば、上手く乗り越える人もいるわけです。
主な原因
●
受験の緊張からの解放
●
大学生活への失望
●
目標を達成し、次の目標を見失い混乱してしまう
●
現実に接して膨らんだ期待が急にしぼみ失望し、やる気をなくす
具体的な症状
精神的には。。。
やる気が出ない、なんとなく気持ちが落ち込んでいる、興味のない授業はさぼりがち…から始まり、イライラ感、おっくう、ゆううつ等の症状に進展します。
身体的には。。。
免疫のはたらきが低下し病気にかかりやすくなったり、ストレスをためすぎて心筋梗塞 消化性胃潰瘍 感染症 精神化疾患にかかる率が高くなります、
うつ症状では感冒様症状(脱力感)、消化器症状(食欲不振、下痢、吐き気、腹痛など)から始まり、睡眠障害、頭痛、めまい、動悸などの自律神経障害症状が出てきます。
うつ病の三大精神症状とは抑うつ気分、思考や行動の抑制、不安・焦燥感です。これらの症状がそろうまでに治療を受けましょう。
防止するには。。。
ストレスをためない様にしましょう
スポーツや音楽を聴く、読書をするなど、自分に合ったストレスの解消法を見つけましょう。ただ食べすぎ、アルコールを飲みすぎは逆効果です。
規則正しい食事をしましょう
新しい生活がスタートし、食生活のリズムが乱れてしまったり、一人暮らしを始めたことで食事の内容が変わったりすることで健康の基礎の崩れや最近に対する
抵抗力の減弱がおこったり、エネルギー代謝に変調をきたし、病気にかかりやすくなります。
ポイント
●
3度の食事で自分の生活にリズムをつける
●
1日30品目を目標にできるだけバランスよくいろんな食材を食べるようにする(特に野菜を食べるよう心がける)
●
食べ過ぎやアルコールの取りすぎに注意する
●
タバコを控える
最後に。。。
ストレスの感受性は、その人の性格が大きくかかわっており、ストレスの程度を判断することは難しく、ある人にはなんでもないことが、他の人には大きな問題であったり、
実際に病気に結びつくことがあります。ですから、自分で自分を守るためにストレスの発散法をみつけ、新たな環境を楽しめるようにして下さい。